みつばちたちが集めた花のミツは、蜂たちが羽を羽ばたかせるなどして
 水分を飛ばして体内の酵素と混ぜ合わせハチミツに加工します。
 そのできあがったハチミツを体内に入れてお腹にある蝋線という器官から
 ミツロウを分泌します。それにまた酵素を加えあごでこねて柔らかくしていき
 あの六角形の巣を作っていきます。
 このミツロウを作るには約10倍のハチミツが必要で
 一匹のみつばちが一生のうちに作るハチミツはティースプーン一杯ほどです。
 ミツロウはその中でもほんの少ししか取れない貴重なものです。

 ヨーロッパでは紀元前から灯火として教会で使われ
 エジプトではミイラの保存や彫刻材として使われました。
 現在、ミツロウのキャンドルはよく知られていますが、そのほかの用途としては
 化粧品にもよく使われます。
 保湿、抗菌作用があるためクリームなどに最適です。
 食べても安全な素材なので食品添加物、薬、クレヨンなどにも使われます。
 他にも木製品のワックス、皮の加工や布の染色、彫金などなど
 いろいろな分野で欠かせないものの一つです。



 みつろうろうそくについて

 
ミツロウのろうそくは仏教と共に奈良時代に中国からやって来ました。
 日本で初めて灯されたろうそくもミツロウのものであったと言われています。
 しかし平安時代に中国との国交が途絶え
 その後長い間輸入されることはありませんでした。
 日本で養蜂が始まったのは明治時代でそれまでのろうそくは
 漆やハゼの実から採取した木蝋を使った和ろうそくが
 室町時代から使われ始め江戸時代に普及しました。
 しかし庶民には高価であったため植物油や動物脂に灯心を浸して
 明かりをとっていました。
 
 今日本で市販されているほとんどのろうそくは石油から精製された
 パラフィンという素材でできています。粗悪なパラフィンを使ったろうそくは
 有害物質を発生したりして、人体や環境に悪影響を及ぼします。
 一方、ミツロウのろうそくは灯せば環境中のアレルギーの元となる
 花粉やチリ、ダニ、放射能、排ガス、建材のホルムアルデヒドなどを清浄し
 花粉症や喘息などのアレルギー症状を改善すると言われています。
 そしてパラフィンに比べススが出にくくて火持ちが良く
 ほんのり甘い香りが漂います。 ちろりろうそく
 


みつろうについて